法人代表者や個人事業主の中には、ビジネスカード「アメックスゴールドビジネス」と個人カード「アメックスゴールドプリファード」の違いが気になっている人がいるのではないでしょうか。
会社や事業を進めるにあたって、本当にアメックスゴールドビジネスはお得なのかと疑問を持っている人もいるかもしれません。
結論、ビジネスカードと個人カードには7つの違いがありました。

この違いに関連して、以下はビジネスカードのメリット・デメリットもまとめました。

この記事を読むことで、アメックスゴールドビジネスと個人カードのどちらがわかります。最後まで読んで、自分にあったカードを選んでくださいね。
アメックスゴールドの個人カードとビジネスカードの基本スペック
アメックスゴールドビジネス(アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード)と個人カード(アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード)の基本スペックは、次のとおりです。
項目 | ビジネスカード 「アメックスゴールドビジネス」 | 個人カード 「アメックスゴールドプリファード」 |
---|---|---|
券面デザイン | ![]() | ![]() |
年会費 | 49,500円(税込) | 39,600円(税込) |
ポイント還元率 | 0.5~1.0% | 1.0% |
申込条件 | ・20歳以上 ・法人代表者・個人事業主 | ・20歳以上 ・個人向け |
追加カード | ビジネスカード ・付帯特典あり:13,200円(税込) ・付帯特典なし:年会費無料 | 家族カード:2枚まで無料 3枚目以降:19,800円(税込) |
ETCカード | 年会費・発行手数料:無料 | 年会費無料 発行手数料:935円(税込) |
プライオリティパス | ✕ | 〇 |
旅行傷害保険 | ・海外旅行傷害保険:最高1億円(利用付帯) ・国内旅行傷害保険:最高5,000万円(利用付帯) | |
詳細 | 公式サイト | 公式サイト |
アメックスゴールドビジネスとアメックスゴールドプリファードは、同じゴールドカードです。メタル製カードは品格と存在感を感じさせます。
アメックスゴールドビジネスは法人代表者・個人事業主向け、アメックスゴールドプリファードは個人向けのクレジットカードです。
法人代表者・個人事業主は、個人名義であればアメックスゴールドプリファードも選択可能です。
一方で、個人はアメックスゴールドビジネスを選択できません。
そこで、法人代表者・個人事業主にとって、アメックスゴールドビジネスとアメックスゴールドプリファードのどちらがおすすめかを検証していきます。
アメックスゴールドビジネスと個人カードの違いは7つ

アメックスゴールドビジネスと個人カード(アメックスゴールドプリファード)には、次のように7つの違いがあります。
それぞれの違いについて、解説します。
申込対象は事業者か個人か
アメックスゴールドビジネスと個人カード(アメックスゴールドプリファード)には、次のように申込対象に違いがあります。
カード種別 | 申込対象 |
---|---|
アメックスゴールドビジネス | 法人代表者・個人事業主 |
アメックスゴールドプリファード | 個人 |
アメックスゴールドビジネスはビジネスでの利用を想定し、アメックスゴールドプリファードは個人での利用を想定しているからです。
法人代表者・個人事業主は、アメックスゴールドビジネスだけでなく、アメックスゴールドプリファードも選択できます。
年会費は9,900円差
年会費もアメックスゴールドビジネスと個人カード(アメックスゴールドプリファード)では、次のような違いがあります。
カード種別 | 年会費 |
---|---|
アメックスゴールドビジネス | 49,500円(税込) |
アメックスゴールドプリファード(個人) | 39,600円(税込) |
アメックスゴールドビジネスの年会費はアメックスゴールドプリファードよりも高く、その差は9,900円です。
他のアメックスカードの年会費と比べてみると、次のようになります。
カード種別 | 年会費 |
---|---|
アメックスグリーンカード | 1,100円(税込、月会費) (12ヶ月:13,200円(税込)) |
アメックスゴールドプリファード | 39,600円(税込) |
アメックスプラチナカード | 165,000円(税込) |
アメックスグリーンビジネス | 13,200円(税込) |
アメックスゴールドビジネス | 49,500円(税込) |
アメックスプラチナビジネス | 165,000円(税込) |
「プラチナ」の個人カードとビジネスカードの年会費は、同額です。
「グリーン」の個人カードとビジネスカードは、個人カードが月会費制ではあるものの、年会費は同額となっています。
しかし、「ゴールド」のビジネスカードの年会費は、個人カードよりも9,900円高くなっています。
そのため、法人代表者・個人事業主が利用する場合、年会費を少しでも抑えたいなら個人カード(アメックスゴールドプリファード)がおすすめです。
付帯特典がビジネス関連か個人向けか
アメックスゴールドビジネスはビジネスカードなので、ビジネス関連の特典が充実しています。
アメックスゴールドビジネスに付帯しているビジネス関連の割引・優待サービス特典を挙げると、次のとおりです。
ビジネス関連の付帯特典 | 内容 |
---|---|
経理・会計ツール | ・ROBOT PAYMENT「請求管理ロボ」 ・キャッシュフロー管理 by Moneytree ・弥生の会計ソフト など |
販路拡大・広告・販促 | ・American Express Business Matching Platform(アメックスのビジネス・マッチング) ・Yahoo!広告 など |
決済補助 | Square(スクエア) |
PC・セキュリティ・サーバー | ・デル・テクノロジーズ 優待特典:最大14,000円分 ・セキュリティソフト「ノートン」 ・さくらのレンタルサーバ |
顧客管理ツール | 名刺管理サービス 「Eight Team」 |
補助金・助成金 | 補助金・助成金検索サービス |
オフィス | NIKKEI OFFICE PASS |
人材育成・採用 | ・ベルリッツ 企業向けプログラム ・Learning Edge 経営スクール集中講座 など |
福利厚生 | ・福利厚生サービス「クラブオフ」VIP会員月会費無料:年間最大6,600円分 ・ヘルスケア無料電話相談 |
調査・コンサルティング | ・日経電子版Pro ・ビジネスに役立つ士業のご紹介 など |
ビジネス関連の特典をお得に利用して事業を進めていきたい人には、アメックスゴールドビジネスがおすすめです。
一方で、個人カード(アメックスゴールドプリファード)には、個人向けの付帯特典が充実しています。
食事・旅行などを楽しみを重視したい人は、アメックスゴールドプリファードを選ぶのが良いでしょう。
個人向け付帯特典 | 内容 |
---|---|
ポイントプログラム | ・対象加盟店利用:100円=3ポイント ・メンバーシップ・リワード・プラスに無料自動入会 ・ボーナスポイント・パートナーズなど追加プログラム多数 |
旅行 | ・フリー・ステイ・ギフト:年間200万円(税込)以上利用で国内対象ホテル1泊2名分無料宿泊券 ・トラベルクレジット:10,000円分(アメックス・トラベルオンライン利用時) ・プライオリティ・パス:世界1,400ヵ所以上の空港ラウンジ利用可(無料回数制限なし) ・手荷物無料宅配・空港クローク・送迎/パーキング優待など |
レストラン/デリバリー/お取り寄せ | ・ポケットコンシェルジュ:20%キャッシュバック(年間上限10,000円) ・ゴールド・ダイニング by 招待日和:コース料理2名利用で1名分無料(年2回まで) ・スターバックスオンライン入金20%キャッシュバック ・ホテルダイニング優待/レストラン15%割引など |
プロテクション(保険・サポート) | ・旅行傷害保険(海外利用付帯/最大1億円、国内利用付帯/最大5,000万円) ・航空便遅延費用補償 ・スマートフォン・プロテクション(破損・盗難補償) ・ショッピング・プロテクション®(年間最高500万円) ・リターン・プロテクション/キャンセル・プロテクションなど |
ライフスタイル&体験 | ・会員限定オファー・イベント(アメックス・オファー/キャンペーン) ・特別体験(ライブ・アート・花火など先行予約・貸切鑑賞) ・ゴルフ・デスク、ゴールド・ワインクラブなど |
各種カード追加 | ・家族カード:2枚目まで年会費無料 ・ETCカード |
プライオリティパス(空港ラウンジサービス)付帯の有無
プライオリティパスとは会員制の空港ラウンジサービスで、国内外1,300以上の空港ラウンジを利用できます。
アメックスゴールドビジネスと個人カード(アメックスゴールドプリファード)の違いは、プライオリティパスの有無です。
プライオリティパスは、アメックスゴールドビジネスには付帯していないのに対し、アメックスゴールドプリファードには付帯しています。
カード種別 | プライオリティパスの有無 |
---|---|
ビジネスカード(アメックスゴールドビジネス) | 付帯なし |
個人カード(アメックスゴールドプリファード) | 付帯あり |
アメックスゴールドプリファードのプライオリティパスについて、サービス内容は次のとおりです。
個人カード(アメックスゴールドプリファード)の プライオリティパス | サービス内容 |
---|---|
年会費 | 無料 |
ラウンジ利用料 | 年間2回まで無料 3回目以降、1回あたり35米ドル(約5,200円) |
同伴者の利用料 | 1人あたり35米ドル |
有効期限 | 3年(自動更新) |
利用可能ラウンジ | 国際線出発ラウンジのみ |
会員証 | デジタル会員証のみ |
家族カード | 利用可能 |
アメックスゴールドビジネスにも、国内外17ヶ所の空港ラウンジを利用できる特典がありますが、これはアメックスゴールドプリファードも同様です。そのため、両者に違いはありません。
したがって、プライオリティパスを利用したい人には、アメックスゴールドプリファードがおすすめです。
航空機の遅延費用補償
旅行傷害保険については、アメックスゴールドビジネスと個人カード(アメックスゴールドプリファード)に違いはありません。
両者に違いがあるのは、航空機の遅延費用補償です。
航空機の遅延補償とは、国内外の出張・旅行時に航空便が遅延したことにより発生した宿泊料金や食事代などの費用を補償するものです。
アメックスゴールドビジネスが国内、アメックスゴールドプリファードが海外旅行の航空機遅延費用補償、という違いがあります。
ビジネスカードは国内出張、個人カードは海外旅行のサポートを重視しているからです。個人カードが海外旅行を重視しているのは、プライオリティパスが付帯していることからも伺えます。
カード種別 | 航空機遅延費用補償の違い |
---|---|
アメックスゴールドビジネス | 国内旅行の航空機遅延費用補償 |
アメックスゴールドプリファード | 海外旅行の航空機遅延費用補償 |
そのため、国内と海外旅行のうち、利用頻度が多いほうを選択することをおすすめします。
また、手荷物の紛失・遅延により生じた衣類や生活必需品も補償の対象になります。
アメックスゴールドビジネスとアメックスゴールドプリファードの補償額は、次のとおりです。
補償内容 | アメックスゴールドビジネス 国内航空機遅延費用補償 | アメックスゴールドプリファード 海外旅行時の航空便遅延費用補償 |
---|---|---|
乗継遅延費用 (宿泊料金、食事代) | 最高20,000円 | 最高20,000円 |
出航遅延、欠航、搭乗不能費用 (食事代) | 最高20,000円 | 最高20,000円 |
受託手荷物遅延費用 (衣類、生活必需品) | 最高20,000円 | 最高20,000円 |
受託手荷物紛失費用 (衣類、生活必需品) | 最高40,000円 | 最高40,000円 |
追加カードは従業員向けか家族カードか
追加カードには、アメックスゴールドビジネスと個人カード(アメックスゴールドプリファード)で違いがあります。
アメックスゴールドビジネスは「従業員向けのビジネスカード追加」、個人向けのアメックスゴールドプリファードは「家族カード」の発行が可能です。
それぞれの違いは、次のとおりです。
項目 | アメックスゴールドビジネス | アメックスゴールドプリファード |
---|---|---|
追加カード | 従業員向けビジネスカード | 家族カード |
対象者 | 18歳以上の役員または従業員 | 配偶者・両親・18歳以上の子ども |
年会費 | ・付帯特典あり:13,200円(税込) ・付帯特典なし:無料 | ・2枚まで無料 ・3枚目以降:19,800円(税込) |
ビジネスカードと家族カードには、次のように共通のメリットがあります。
- カードごとに利用限度額の設定ができる
- 利用状況の確認が可能
- ポイントが貯まる
- 空港ラウンジや保険などの特典を利用できる
ビジネスカードは、最大99枚まで発行可能で、1枚のみメタルカードが発行できます。
追加カードを考慮する場合、従業員や家族などの状況に応じて、アメックスゴールドビジネスかアメックスゴールドプリファードを選びましょう。
ポイントプログラム「メンバーシップ・リワード・プラス」
アメックスカードには、ポイントアップが可能となる「メンバーシップ・リワード・プラス」というポイントプログラムがあります。
この「メンバーシップ・リワード・プラス」の登録について、アメックスゴールドビジネスと個人カード(アメックスゴールドプリファード)には、次のような違いがあります。
メンバーシップ・リワード・プラスについて | アメックスゴールドビジネス | アメックスゴールドプリファード |
---|---|---|
登録 | 登録可能 ・登録するか否か選べる | 無料かつ自動的に登録される ・申し込み不要 ・強制的に登録される |
年間参加費 | 初年度:無料 2年目以降:3,300円(税込、2年目以降自動更新) | 無料(参加費不要) |
アメックスビジネスゴールドが登録制であるのに対し、アメックスゴールドプリファードは無料かつ自動的に登録されます。
このような違いがあるのは、アメックスゴールドプリファードが対象としている個人には、ポイントを使いやすくすることでポイント制度に魅力を感じてもらいたいという狙いがあります。
一方、アメックスビジネスゴールドが対象としている法人代表者・個人事業主は、必ずしもポイントが目的であるとは限りません。
そのため、アメックスゴールドビジネスが登録制であるのに対し、アメックスゴールドプリファードは無料かつ自動的に登録されるという違いがあるのです。
「メンバーシップ・リワード・プラス」に登録することにより、次のようなメリットがあります。
- ポイントの有効期限が最長3年から無期限になる
- ポイント移行・交換レートがアップする
- 対象加盟店で貯まるポイントが3倍にアップする(100円=1ポイント→100円=3ポイント)
②の一例を挙げると、次のとおりです。
登録前 | 登録後 | |
---|---|---|
ANAマイル | 2,000ポイント→1,000マイル | 1,000ポイント→1,000マイル |
JALマイル | 3,000ポイント→1,000マイル | 2,500ポイント→1,000マイル |
また③については、「メンバーシップ・リワード・プラス」に登録すると、「対象加盟店ボーナスポイントプログラム」に登録できるようになります。
登録すると、貯まるポイントが3倍にアップします。
アメックスゴールドビジネスのメリット

アメックスゴールドビジネスには、次のようなメリットがあります。
それぞれのメリットについて、解説します。
ビジネス関連の割引・優待特典が豊富
アメックスゴールドビジネスのメリットとして、ビジネス関連の割引・優待特典が豊富なことが挙げられます。
アメックスゴールドビジネスには、ビジネスで利用可能な特典が数多く用意されています。
上記でも触れましたが、割引・優待特典をまとめた表を再掲します。
ビジネス関連の付帯特典 | 内容 |
---|---|
経理・会計ツール | ・ROBOT PAYMENT「請求管理ロボ」 ・キャッシュフロー管理 by Moneytree ・弥生の会計ソフト など |
販路拡大・広告・販促 | ・American Express Business Matching Platform(アメックスのビジネス・マッチング) ・Yahoo!広告 など |
決済補助 | Square(スクエア) |
PC・セキュリティ・サーバー | ・デル・テクノロジーズ 優待特典:最大14,000円分 ・セキュリティソフト「ノートン」 ・さくらのレンタルサーバ |
顧客管理ツール | 名刺管理サービス 「Eight Team」 |
補助金・助成金 | 補助金・助成金検索サービス |
オフィス | NIKKEI OFFICE PASS |
人材育成・採用 | ・ベルリッツ 企業向けプログラム ・Learning Edge 経営スクール集中講座 など |
福利厚生 | ・福利厚生サービス「クラブオフ」VIP会員月会費無料:年間最大6,600円分 ・ヘルスケア無料電話相談 |
調査・コンサルティング | ・日経電子版Pro ・ビジネスに役立つ士業のご紹介 など |
これらの割引・優待特典がすべて使えるため、自社の現状に合ったサービスを上手く利用することで、効率的にビジネスを進められます。
海外・国内旅行傷害保険などが充実している
海外・国内旅行傷害保険などが充実していることも、アメックスゴールドビジネスのメリットです。
海外・国内旅行傷害保険を利用するには、旅行代金を事前に決算する必要があります(利用付帯)。
主な保険種別と補償額は、次のとおりです。
保険種別 | 補償額 | 保険種別 |
---|---|---|
海外旅行傷害保険 | 最高1億円 | 傷害死亡/傷害後遺障害保険金 |
国内旅行傷害保険 | 最高5,000万円 |
海外旅行傷害保険については、他に傷害・疾病治療費用保険金や賠償責任保険金などの保険があります。
海外、国内とも保険が充実しているため、海外でも国内でも出張の際は安心です。
また、他にも次のような補償があります。
補償種別 | 補償内容 |
---|---|
ショッピング・プロテクション | 購入後90日間の破損・盗難などの損害補償 |
オンライン・プロテクション | オンラインショッピングで不正利用された金額を補償 |
リターン・プロテクション | 購入した商品の返品を購入店が拒否した場合の購入金額を補償 |
キャンセル・プロテクション | 旅行やコンサートなどのキャンセル費用の損害補償 |
空港ラウンジが利用できる
空港ラウンジが利用できるのも、アメックスゴールドビジネスのメリットのひとつです。
アメックスゴールドビジネスカードと当日利用する搭乗券を提示すれば、無料で空港ラウンジを利用できます。
ドリンクサービスが利用できるほか、Wi-Fi環境が整備されているため、パソコンで作業することが可能です。
従業員向けの追加カードでも、利用できます。
利用できる空港ラウンジは国内外の17ヶ所で、次のとおりです。
- 新千歳空港
- 羽田空港 第1ターミナル
- 羽田空港 第2ターミナル
- 羽田空港 第3ターミナル
- 成田国際空港 第1ターミナル
- 成田国際空港 第2ターミナル
- 中部国際空港
- 伊丹空港
- 関西国際空港
- 神戸空港
- 広島空港
- 福岡空港
- 長崎空港
- 熊本空港
- 鹿児島空港
- 那覇空港
- ハワイ ダニエル・K・イノウエ国際空港(旧ホノルル国際空港)
ポイント還元率が比較的高い
ポイント還元率が比較的高いことも、アメックスゴールドビジネスのメリットです。
他のビジネスゴールドカードと比べると、ポイント還元率は次のようになります。
カード種別 | ポイント還元率 |
---|---|
アメックスゴールドビジネス | 0.5~1.0% |
ダイナースクラブ ビジネスカード | 0.4~1.0% |
ライフカードビジネスライトプラス(ゴールド) | 0.5% |
UC法人カード ゴールド | 0.5~0.6% |
三井住友ビジネスカード ゴールドカード | 0.4~0.48% |
しかも、「メンバーシップ・リワード・プラス」というポイントプログラムに登録すれば、対象加盟店で貯まるポイントが3倍になるというメリットもあります。
ポイント移行率が高い
ポイント移行率が高いことも、アメックスゴールドビジネスのメリットです。
ポイント移行率とは、貯めたポイントを他のポイントやマイルと交換するときのレートのことです。
「メンバーシップ・リワード・プラス」に登録することで、ポイント移行率がアップします。
登録前と登録後を比べると、ポイント移行率は上がります。
マイル/ポイント | 登録前 | 登録後 | |
---|---|---|---|
ANAマイル | 2,000ポイント→1,000マイル | 1,000ポイント→1,000マイル | |
JALマイル | 3,000ポイント→1,000マイル | 2,500ポイント→1,000マイル | |
他の航空会社マイル | 2,000ポイント→1,000マイル | 1,250ポイント→1,000マイル | |
提携ホテルのポイント | ヒルトン・オナーズ | 2,000ポイント→ 1,250ヒルトン・オナーズポイント | 1,000ポイント→ 1,250ヒルトン・オナーズポイント |
Marriott Bonvoy | 2,000ポイント→ 990Marriott Bonvoyポイント | 1,000ポイント→ 990Marriott Bonvoyポイント | |
楽天ポイント | 3,000ポイント→900ポイント | 3,000ポイント→1,400ポイント |
ANAマイルは、メンバーシップ・リワード・プラス登録前の50%(1ポイントあたり0.5マイル)だったポイント移行率が、登録後には100%(1ポイントあたり1マイル)に上がっています。
入会特典として最大170,000ポイントを獲得できる
入会特典として最大170,000ポイント(年会費3年分相当)を獲得できるのも、アメックスゴールドビジネスのメリットです。
ただし、これらのボーナスポイントをもらうには一定の条件があり、詳細は次のとおりです。
ボーナスポイント | 条件 |
---|---|
50,000ポイント | 入会後4ヶ月以内に合計80万円以上のカード利用 |
50,000ポイント | 入会後6ヶ月以内に合計150万円以上のカード利用 |
50,000ポイント | 入会後6ヶ月以内に合計200万円以上のカード利用 |
20,000ポイント | 通常利用ポイントとして合計200万円以上のカード利用 |
計170,000ポイント |
つまり、1ヶ月あたり34万円ずつカードを利用すれば、条件は達成できます。
アメックスゴールドビジネスのデメリット

アメックスゴールドビジネスのデメリットとして、次の3つが挙げられます。
それぞれのデメリットについて、解説します。
年会費が比較的高い
年会費が比較的高いことが、アメックスゴールドビジネスのデメリットです。
他のビジネスゴールドカードと比べると、次のように高くなっています。
カード種別 | 年会費 |
---|---|
アメックスゴールドビジネス | 49,500円(税込) |
JCBビジネスカード | 33,000円(税込) |
ダイナースクラブ ビジネスカード | 27,500円(税込) |
三井住友ビジネスカード ゴールドカード | 11,000円(税込) |
JCBゴールド法人カード | 11,000円(税込、初年度無料) |
三井住友カード ビジネスオーナーズゴールド | 5,500円(税込) |
JCB Biz ONE ゴールド | 5,500円(税込、初年度無料) |
ライフカードビジネスライトプラス(ゴールド) | 2,200円(税込、初年度無料) |
このように、アメックスゴールドビジネスの年会費は比較的高いので、デメリットになります。
プライオリティパスが付帯していない
アメックスゴールドビジネスのデメリットとして、プライオリティパスが付帯していないことが挙げられます。
プライオリティパスは、国内外1,300以上の空港ラウンジを利用できる会員制サービスですが、アメックスゴールドビジネスは対象外となっています。
一方で、国内16ヶ所とハワイ ダニエル・K・イノウエ国際空港の空港ラウンジの合計17ヶ所は利用可能です。
しかし、ハワイ以外の海外で空港ラウンジが使えないので、海外出張などが多い人にはデメリットになります。
コンシェルジュサービスが付帯していない
コンシェルジュサービスが付帯していないのも、アメックスゴールドビジネスのデメリットです。
コンシェルジュサービスとは、航空券やホテルの予約など旅行の手配やコンサートなどのチケット手配などを24時間365日対応してくれるサービスのことです。
アメックスではプラチナカードに付帯しており、ビジネスプラチナカードにも同じようなサービスであるプラチナ・セクレタリー・サービスが付帯しています。
しかし、あまりコンシェルジュサービスを使わない人にとっては、デメリットにならないかもしれません。
どっちを選ぶべき?アメックスゴールドビジネスがおすすめの人
アメックスゴールドビジネスがおすすめの人は、次のとおりです。
それぞれについて、解説します。
ビジネス特典を利用して事業を成長させたい人
アメックスゴールドビジネスがおすすめの人として、ビジネス特典を利用して事業を成長させたい人が挙げられます。
というのは、ビジネス関連の付帯特典が充実しているからです。
多くのビジネス関連の割引・優待特典を利用することで、効率的に事業を進めることが可能となります。
さらに、事業の成長にもつながります。
国内外の出張が多い人
国内外の出張が多い人にも、アメックスゴールドビジネスがおすすめです。
アメックスゴールドビジネスは、海外・国内旅行傷害保険が充実しているほか、ホテルや航空券などの旅行の手配などのサービスが整っているからです。
さらに、国内16ヶ所とハワイ ダニエル・K・イノウエ国際空港の空港ラウンジが利用できるというメリットもあります。
また、破損や盗難などの損害を補償するショッピング・プロテクションなど4つの補償が備わっています。
カードを経費として利用したい人
カードを経費として利用したい人にも、アメックスゴールドビジネスはおすすめです。
アメックスゴールドビジネスを経費として利用することで、経費精算の効率化が可能となるほか、年会費を経費に計上できるなどのメリットがあります。
キャッシュフローの改善につながることもあります。
ただし、私的に利用すると会計処理がわかりにくくなるおそれがあるため、注意が必要です。
どっちを選ぶべき?アメックスゴールド個人カードがおすすめの人
アメックスゴールド個人カード(アメックスゴールドプリファード)がおすすめの人は、次のとおりです。
それぞれについて、解説します。
国内外の旅行や外食をする機会が多い人
アメックスゴールド個人カード(アメックスゴールドプリファード)がおすすめの人として、国内外の旅行や外食をする機会が多い人が挙げられます。
国内外に旅行する際、旅行傷害保険や旅行の予約サービスなどが充実しているからです。
さらに、レストラン予約サービス「ポケットコンシェルジュ」をはじめ、次のような外食サービスがお得に利用できます。
- ポケットコンシェルジュ ダイニング20%キャッシュバック
- ゴールド・ダイニング by 招待日和
- ホテルダイニング特典
- スターバックスカード オンライン入金20%キャッシュバック など
プライオリティパスを利用したい人
プライオリティパスを利用したい人にも、アメックスゴールド個人カード(アメックスゴールドプリファード)がおすすめです。
アメックスゴールドプリファードは、国内外1,300以上の空港ラウンジを利用できるプライオリティパスが、年間2回まで無料で利用可能だからです(3回目以降は有料)。
しかも、国内16ヶ所とハワイ ダニエル・K・イノウエ国際空港の空港ラウンジも利用できます。
ポイントを効率的に貯めて使いたい人
ポイントを効率的に貯めて使いたい人にも、アメックスゴールド個人カード(アメックスゴールドプリファード)がおすすめです。
アメックスゴールドプリファードは、貯まるポイントが3倍になる「メンバーシップ・リワード・プラス」に無料(年間参加費が不要)かつ自動的に登録されるからです。
さらに、ポイント移行・交換レートがアップするため、ポイントを効率的に貯められます。
まとめ:ビジネス特典を利用して事業を成長させたい人にはアメックスゴールドビジネスがおすすめ
この記事では、アメックスゴールドビジネスと個人カード(アメックスゴールドプリファード)の違いを解説することによって、どっちがおすすめなのかを検証しました。
その結果、ビジネス特典を利用して事業を成長させたい人には、アメックスゴールドビジネスをおすすめします。
一方、年会費が抑えて、プライオリティパスを利用したい人には、アメックスゴールドプリファードがおすすめです。
アメックスゴールドビジネスとアメックスゴールドプリファードについて、7つの違いを検証した結果は次のとおりです。
カード名 | アメックスゴールドビジネス | アメックスゴールドプリファード |
---|---|---|
1.申込対象 | △ | △(引き分け) |
2.年会費 | × | 〇 |
3.ビジネス関連の付帯特典 | 〇 | × |
4.プライオリティパス (空港ラウンジサービス) | × | 〇 |
5.旅行傷害保険 | △ | △(引き分け) |
6.追加カード | △ | △(引き分け) |
7.ポイントプログラム | △ | △(引き分け) |
7つの違いを検証した結果、アメックスゴールドプリファード(個人カード)のほうが〇が多かったです。
一方で、アメックスゴールドビジネスには、ビジネス関連の付帯特典が充実しているというメリットがあるため、お得にビジネス特典を利用したい人におすすめします。
この記事が、アメックスゴールドビジネスと個人カード(アメックスゴールドプリファード)のどちらかの選択を検討する際の参考になれば幸いです。